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最後の忠臣蔵 [映画]

年の瀬。大掃除がまったく手つかずなのに、現実逃避のため映画館に
向かってしまいました。日経新聞の映画評を読んで気になっていた
「最後の忠臣蔵」。夜8時半からの回だったので、ガラガラでした。

忠臣蔵は歌舞伎でよく観ますし、ときどきテレビの時代劇でもやって
いるから、ある程度はなじみがあります。しかし、主君の命で討ち入り
に加われなかった二人の武士に焦点をあてた今回のストーリーは
とても新鮮でした。そして、その二人を佐藤浩市と役所広司が演じている
となれば、おもしろくないわけがない。
特に役所広司の演技は本当にすばらしかったです。
(以下、若干のネタバレ注意です!)

「忠義」なんていう言葉は、いまの若い人たちには通じないでしょうね。
ひたすら忠義のために、16年間堪え忍んだ二人が、二人にしかわかり
えない心を通わすシーンでまずウルウル。後半は涙が止まりません。
お姫様役の桜庭ななみちゃんが、かわいくて、演技もうますぎないので
逆に初々しくて、はまり役でした。
大石さまを片岡仁左衛門さまが演じていたのもうれしい。
随所に散りばめられる人形浄瑠璃もいいアクセントでした。
お嫁入りの松明のシーンも美しい。

最後、タイトルの意味がわかります。
こうするほかはなかったんですよねえ。好きではない終わり方
だけど仕方がなかったと思うのです。

今年観た映画のなかで堂々のベストを年末に観ることが
できました。大掃除は結局あとまわし。年が明けてしまいそう。
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